新緑の中に紫陽花が色鮮やかに存在感を放つ季節になりました。
さて、6月に目にまつわる記念日がある事をご存じでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんの目は明るい・暗いが分かる程度です。
成長に伴い1歳で視力0.2~0.3、
3歳で視力0.6~0.9、
6歳くらいまでに1.0に達します。
一方で、生後すぐ~5・6歳までの成長段階に
眼のケガ、何らかの原因により視機能の発達が妨げられると
眼鏡をかけても視力が1.0に届かない「弱視」になる事があります。
弱視は、三歳児健診で早期発見し早期治療を行う事が大切です。
また、裸眼で近くのものはよく見えるけど遠くがぼやけて見えにくい「近視」も
近年低年齢化してきています。
近視には、遺伝因子と環境因子があり
両親ともに近視が強い場合には発症にやすくなります。
近年では教育や生活でデジタルデバイスに触れる事が増えた事、
屋外での活動が減ってきた事などから
近視の子どもたちが増加傾向にあります。
そういった背景から、未来ある子どもたちの目の成長の見守りと健康推進のために
「6歳で視力1.0」と願いを込めて6月10日がその記念日として定められました。
健診で視力が出てない場合はもちろんですが、
テレビを近づいて見ようとする、目を細めて見る、目の位置がおかしいなど、
気になる事がありましたらお気軽にご相談ください。