眼軸長計測機能付レフラクト・ケラトメーター 

近視ってどんな疾患?

近視とは、近くのものはよく見えるのに、遠くのものはあまり見えないことを意味します。正常な視力を持つ眼では、角膜と水晶体が、入射した光線を網膜上で正確に結びます。これにより、網膜上にシャープな画像が形成されます。 近視の眼は、屈折力が高すぎたり、全体的な眼の長さが長すぎたりします。どちらの場合も、焦点が網膜の前にあり、画像がぼやけてしまいます。

なぜ眼軸長の測定が重要なのか?

通常、子供は生まれたときは遠視です。生後数年で眼球は焦点が網膜に合うまで成長し、正常な視力が得られます。ここで眼の成長は止まるべきですが、眼の成長が続くと近視になります。最も一般的な近視は、子どもが学校に通い始める頃に発症します(学校近視)。学校に入学したときにはまだ少し遠視であったり、正常な視力を持っていたりしますが、その後の数年間で近視になります。
その経過を記録するために、一定の間隔で眼の長さを測定する必要があります。

近視が進行すると・・・

強い近視が原因となる最も一般的な関連疾患は網膜剥離です。(放置すると失明につながります)
眼軸長の伸長により、網膜にかかる引っ張る力がどんどん大きくなり、最終的に脈絡膜から剥離すると網膜剥離になります。
強い近視に伴うことの多い病気としては、脈絡膜新生血管(脈絡膜に異常な血管ができる)、網膜分離症(網膜の中心に隙間ができる)、後部ぶどう腫(後眼部の局所的な伸展)、緑内障、白内障などもあります。
これらを回避するためにも、眼軸長を計測し、近視の有無・危険因子等を知る事が重要です。

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近視治療の最新検査機器

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当院では、眼軸長・オートレフ・ケラトメーター等の近視に関わる測定が一度の検査で可能な「眼軸長計測機能付レフラクト・ケラトメーター」を導入しました。
眼軸長計測機能付レフラクト・ケラトメーターで計測し、マイオピア・マスター®を用いて、進行予測解析・現状把握・正常眼データの年齢層との比較・将来の進行予測等、データ分析も可能となります。